右手首の滑膜切除術と右長母指伸筋腱断裂による腱移行術のための1週間の入院

手術について


 手首の滑膜炎の炎症により、そこを通っていた親指の伸筋腱が切れたとのこと。アキレス腱が切れるように瞬時にスパッと切れたわけではなく、ある一定の時間をかけてゴムが伸びるように徐々に伸びて切れてしまったとのことなので、繋ぎ合わせることはできない。人差し指へ余分な腱が通っているので、その腱を親指にもってくる手術と腱断裂の原因となった、滑膜の炎症部分を切除する手術をすることになった。
 手首が腫れてきていた時に滑膜切除術をしておけば、ひょっとして腱は切れなかったかも?と思うが、腫れが両手首の横:4cm×縦:8cm×高さ:1cm程度だったので、お医者様も私も深刻にとらえていなかったかもしれない。

2005/6/15


 入院当日。
1週間家事から解放されるという安堵感のほうが、手術に対する不安感に勝っていたと思う。
入院受付が9時半までだったので済ませ、病棟へ行くが、病室の準備ができていないらしく、食堂で待機。
 11時、やっと病室へ案内される。
綺麗な病室は期待していなかったけれど、冷蔵庫がついていないので、ちょっと不便そう・・・
人工関節手術とその後の感染症で長期入院されている方が2名と、緊急入院の方、そして私の4名。
整形外科病棟とはいえ、8割方はリウマチ患者さんで、その中でも人工関節手術の患者さんが大半のようだ。
 昼食をとる。思っていたほど薄味でもなく、不味くもなかった。主婦にとっては、上げ膳、据え膳で食べられるのは何より。
 午後から、心電図と血液検査、入浴、先生との面談。

  【血液検査結果】
     CRP:1.86、MMP−3:65.1、RF:227、血沈1時間値:100

2005/6/16


 午後からの手術のため、朝・昼食は抜き・・・
 処置室にて着替えを済ませ、2時半に手術室へ向かう。
 右手首の滑膜切除と右人差し指の腱移行術をする。
 緻密な作業のためか、病室に戻ったのが5時すぎで、同室の方も時間がかかり過ぎるので心配してくださっていたとのこと。人工関節手術のほうがもっと短時間でできるらしいです。
 右手は、ギブスでロボットさながら・・・傷口が心臓より下がらないように、別途脇のスタンドに吊られた状態です。
麻酔が切れると、やはり傷口が痛い、疼く。宙吊り状態の右手はそれほど気になりません。

2005/6/17


 1日ぶりに食事をとるが、食欲はない。
 さすがに、右手がギブスだと洗顔、食事、トイレ等いろいろと不便ではあるが、何とかやれている。

2005/6/18


 右手は親指以外は指先しかギブスから出ておらず、自然と内側に向いてくる。
常に曲がった状態になっていて、伸ばすと痛い。このまま曲がってしまうのでは?と、不安・・・
 痛みは治まってきたが、動かした後に痛みやしびれがを感じる。

2005/6/19


 ギブスから出ている右手の指先の皮膚がガサガサになってきた。先生にお聞きすると、清潔に洗えてないからだとのこと。
当分続きそう・・・

その後


  右手首の滑膜切除術をすることで、比較的早く右手首の滑膜炎による腫れは言うまでもなく、左手首の滑膜炎も治まり腫れもなくなり、たいへん良い結果だったと思う。
 右手親指伸筋腱断裂による人差し指からの腱移行術については、人差し指の傷口の腫れや癒着がみられ、手術前と同等かもしくは良好になったとは言い難い面があったが、術後1年前後からはさほど気にならなくなってきた。但し、MP関節の痛みが他関節より強く、腱のツッパリや痺れを時々感じることがある。
 親指についてはMP関節から曲がっていた指が伸びたので、機能的には回復し包丁でのかつらむきも可能になったが、CM関節の腫れや痛みが若干気になっている。左手親指は伸筋腱断裂のまま1年以上生活しているが、手術をしようとは思わなくなった。右親指についても、断裂したままでも訓練すれば、包丁でのかつらむきも可能になったのでは?と思うこの頃です。

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送